出版社内容情報
皇統が二つにわかれた南北朝時代。皇位・政策・主導権などをめぐって、観応の擾乱をはじめとする内乱が頻発した。後醍醐天皇・護良親王・足利尊氏・楠木正成・北畠親房ら、思惑をもって複雑に絡み合う人物相関から争乱を詳述。北朝に
内容説明
「不忠の足利氏、忠臣ぞろいの南朝」―こうした歴史観は正しいのか。皇統が二つにわかれた南北朝時代の、皇位や政策をめぐって頻発した内乱と、複雑に絡みあう人物相関を詳述。本当の忠臣は誰か、新たな視点で描く。
目次
忠烈・義烈の南朝忠臣という幻想―プロローグ
建武政権の内紛―政治路線をめぐる抗争
南北朝初期における内紛―第三王朝樹立運動
観応の擾乱以降における内紛―講和か、徹底抗戦か?
教訓―南朝の内紛が教えてくれるもの
歴史から学ぶとは?―エピローグ
著者等紹介
亀田俊和[カメダトシタカ]
1973年、秋田県に生まれる。1997年、京都大学文学部史学科国史学専攻卒業。2003年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程歴史文化学専攻(日本史学)研究指導認定退学。2006年、京都大学博士(文学)。その後、日本学術振興会特別研究員を経て、京都大学文学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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