内容説明
古来、独自の文化を紡ぎ、その地勢から日本史の埒外とされてきた琉球弧(琉球列島)の歴史が今、問い直されている。『続日本紀』などの文献史料と考古資料を駆使し、赤木・ヤコウガイなどの交易物から、古代琉球弧が甦る。
目次
琉球弧への視線―プロローグ
七世紀の琉球弧と東アジア(ヤクと流求;琉球弧の島々)
八~九世紀の「南島」と遣唐使航路(覓国使の派遣と南島人の来朝;遣唐使と「南島路」)
モノから見た琉球弧(琉球弧の交易物;琉球弧出土の開元通宝)
一〇~一三世紀の琉球弧と東アジア(一〇~一一世紀前半の南蛮とキカイジマ;一一世紀後半~一二世紀の琉球弧 ほか)
著者等紹介
山里純一[ヤマザトジュンイチ]
1951年、沖縄県石垣市に生まれる。1980年、国学院大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程単位取得満期退学。1992年、博士(歴史学)。現在、琉球大学法文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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