内容説明
列島各地から平城京へと集束していた幹線道路「七道」。律令国家の地方支配に道路網は、いかなる役割を果たしたか。駅・伝馬制の成立過程や、行き来した人・モノ・情報の動きを文献史料から解明。古代交通の実像に迫る。
目次
すべての道は平城京へ―プロローグ
古代道路網の構築
駅伝制の成立
使者派遣と文書伝達
平城京へ上京する人々
都鄙間交通の背後
五畿・七道をこえて―エピローグ
著者等紹介
市大樹[イチヒロキ]
1971年、愛知県に生まれる。1995年、大阪大学文学部史学科卒業。2000年、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、大阪大学大学院文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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六点
4
ここ20年で、古代官道の研究は急激に進んだが、利用の実態面や統治システムへの影響などを木簡文書や紙背文書を以ってわかりやすく論証している。しかし、子供の頃読んだ「漫画日本の歴史」なんかで描かれた奈良時代の年貢輸送のイメージなんかは大きく変わったと思う。西日本なんかは瀬戸内海を船で難波まで運んだほうがそりゃあ早いよね。2017/10/25
wang
3
古代の行政の基本単位「道」それを支えた七道や伝馬制度など。実際にどのように運営されていたのか、財務基盤や諸規定。そしてそれを利用していたのはどんな人で、利用するにはどういう手続きが必要だったのか。想像していた以上に大勢の人間が全国を移動していたことがまず驚き。古代の納税が担税者が都まで運搬したという話を聞いたことがあったが、道や駅屋制度がそれを助けていて実際に行われていたことが書かれてあったのも勉強になった。路粮を国衙や中央政府が支給する規定が後に設けられていてちょっと安心した。2012/12/24
名無し
2
古代史は大きく分けて「辺境」と「中央」にカテゴライズできる。世間的に有名なのは古代の貴族や天皇についての研究などの「中央」そして、東北史や太宰府関連の研究は「辺境」の研究と言えます。この「辺境」と「中央」とを繋いだのが駅伝制です。また、駅伝制、それは古代におけるインフォメーション・レボリューションです。この制度が確立したおかげで、安全、安心、迅速に情報伝達、人材派遣が可能になります。今の新幹線、インターネットにも似ているかもしれません。この制度を作るまでの過程、詳細、変容を詳しく書いたのがこの本です。2013/02/16
FA743
1
1回目2020/11/18
ナオ
0
少し難しかったか。伝馬制がいまひとつわからなかった。2012/03/03




