出版社内容情報
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朝日新聞 2004.9.12 評者:武田佐知子氏(大阪外国語大学教授)
内容説明
蝦夷とは何か。古代王権が北方世界との境界に設置した城柵は、蝦夷支配の軍事的拠点でもあり、南北両世界の交流の場でもあった。その多様な機能と蝦夷文化の誕生の歴史を探り、今も謎に包まれる蝦夷の実態に迫る。
目次
蝦夷論への視座(蝦夷観念の形成;蝦夷認識の観念性と現実性 ほか)
蝦夷文化の形成(南北両世界の交流;倭王権の蝦夷政策)
城柵形成史(大化改新と蝦夷政策;初現期の「柵」 ほか)
文献史料からみえてくる蝦夷の文化(蝦夷の戦闘能力と蝦夷社会;諸国移配蝦夷からみた蝦夷文化)
著者等紹介
熊谷公男[クマガイキミオ]
1949年、宮城県に生まれる。1979年、東北大学大学院博士課程単位取得退学。現在、東北学院大学文学部教授
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