出版社内容情報
朝日新聞 4月25日(日)の書評面に紹介されました!(評者・木下直之東京大学教授)
連日新聞を賑わす文化財報道。それは読者へ最新の発掘成果を伝え知的欲求を満たす一方、スクープ競争や誇大表現など、商業主義的な側面を併せ持ち、いま報道の倫理が問われている。文化財報道の最前線に立つ気鋭のジャーナリストが、日本考古学界に衝撃を与えた旧石器遺跡捏造事件や聖嶽洞穴問題へ鋭くメスを入れ、文化財報道のあり方を考える。
〈主な目次〉文化財報道の社会的意義 プロローグ/ジャーナリズムと文化財(未来への指針として/転換期を迎える文化財報道/情報共有化の時代)/図文化財保護と報道(埋蔵文化財を取り巻く状況/消えゆく民俗文化財/世界に見る文化遺産政策―ドイツを中心に―)/旧石器遺跡捏造事件と聖嶽洞穴問題(旧石器遺跡捏造事件はなぜ起こったか/聖嶽洞穴問題の経緯/聖嶽私見)
内容説明
連日新聞を賑わす文化財報道。読者へ最新の発掘成果を伝える役割の一方、スクープ競争や誇大表現など、報道の倫理が問われている。旧石器遺跡捏造事件や聖岳洞穴問題へ鋭くメスを入れ、文化財報道のあり方を考える。
目次
文化財報道の社会的意義―プロローグ
ジャーナリズムと文化財(未来への指針として;転換期を迎える文化財報道;情報共有化の時代)
文化財保護と報道(埋蔵文化財を取り巻く状況;消えゆく民俗文化財;世界に見る文化遺産政策―ドイツを中心に)
旧石器遺跡捏造事件と聖岳洞穴問題(旧石器遺跡捏造事件はなぜ起こったか;聖岳洞穴問題の経緯;聖岳私見)
著者等紹介
中村俊介[ナカムラシュンスケ]
1965年、熊本市に生まれる。1990年、早稲田大学教育学部地理歴史専修卒業。1991年、朝日新聞社入社。現在、東京本社学芸文化財担当
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