内容説明
幕末のパリ万博で、赤十字に感銘を受けた日本人がいた。西南戦争の最中、博愛社を創設し、日本赤十字社に発展させ事業を推進、看護婦の養成に力を注ぐなど、知られざる功績と赤十字の事業や歴史を辿り、実像に迫る。
目次
日本赤十字社と佐野常民―プロローグ
佐野常民と万国博覧会(精煉方主任;パリ万国博覧会へ ほか)
日本赤十字社の設立(博愛社の設立;博愛社の歩みとともに ほか)
看護婦の養成と救護(赤十字看護教育の開始;相つぐ災害救護 ほか)
時代とともに生きる―エピローグ
著者等紹介
吉川龍子[ヨシカワリュウコ]
1927年、長野県に生まれる。1948年、国学院大学女子教養科研究科卒業。元日本赤十字中央女子短期大学職員。元日本赤十字社嘱託。主要著書に『高山盈の生涯 日本背赤十字看護教育のあゆみ』(共著)、『日本の創造力』(共著)
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