歴史文化ライブラリー<br> 会社の誕生

歴史文化ライブラリー
会社の誕生

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642054058
  • NDC分類 335.4
  • Cコード C0320

内容説明

現在、多くの人々が働いている「会社」というものは、日本でいつごろ、どのようにして誕生したのか。西洋から輸入した「会社」というシステムが日本全土を覆っていった原因をさぐり、「日本株式会社」の原風景を描く。

目次

会社の発見
会社の奨励
会社の先駆
会社の勃興
会社の普及

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

5
「会社設立の認可が地方官の判断に原則としてゆだねられるようになった頃は、折しも1887年西南戦争に際しての通貨膨張をきっかけとしてインフレ景気が生じており、会社設立は一種の流行となった…『第二統計年鑑』には、初めて会社に関する統計が1881年について掲載され…その数は1803社で、業種としては商業669社、農業132社が多く、工業は77社…81年10月松方正義の大蔵卿就任以後本格化した財政緊縮のもとで、深刻な不況が日本経済を襲ったが…会社は82年の3336社から84年には1298社へと半分以下激減した」2025/05/04

やまだてつひと

3
日本の株式会社の誕生は如何にして起ったのかを書いている本。富国の為に株式会社を推奨していった政府により『鉄道』『紡績』『銀行』等様々な株式会社が誕生していった。  この時代から鉄道株によって利益を得ていた投資家がいたという話や、 紡績についても、これはこの本には書かれてはいないが、紡績会社が各地で発足した理由は、お上(京都 大阪 近江)等が独占していた絹の製作技術が江戸後期に流出し、全国各地に散らばったという話があり、そのような経緯によって紡績工場が関西圏以外でも発展したのかと感じた2024/05/11

文明

2
会社さん、生まれてくれてありがとう!2024/07/22

蛮族

1
設立間もない会社に異常な配当を要求するアクティビストが多くウケた 俺も配当ほしいけどね2024/08/03

rbyawa

1
e253、明治初期の鉄道周囲事情や金融、財閥などの成立前の事情が知りたい、という理由で手を伸ばしたんですが、まあまあの内容でした、というより製紙会社(→王子製紙)って固有名詞かわからんかったwww 他に日本鉄道(日本初の私鉄)とか元飛脚の合弁である内国通運とか、馬車鉄道とか海上保険とか、政府の仕事を請け負うか肩代わりするなどの事情で作られたものが一通り進み、国立銀行も乱立して、そのあとでようやく両毛鉄道などを皮切りに一般の会社が登場、というような流れです、が、どの会社事情もいろんな内実含んでて面白いなぁ。2014/09/10

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