内容説明
さまざまな特徴をもつ日本民族はどこからきて、どのように形成されてきたか。その謎を、人類進化の壮大なドラマの中で、ごく普通の集団として生れたことを追求。人種偏見や差別がいかに根拠のないものかを浮彫りにする。
目次
日本人誕生の背景(一つのシナリオ―古代霊長類から初期人類まで;原人の拡散;もう一つのシナリオ―アジア人の系譜;人種・民族・集団)
日本人の系譜(研究の足跡;縄文人の祖先;弥生人の故郷;日本人の地域性―二重構造;アイヌと沖縄の人々;日本人は単一民族か)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまだてつひと
3
日本人の誕生の歴史を人類学の観点で分かりやすく教えてくれる本。 人類の誕生の歴史は、「いつ」や「どこで」等は化石から推測出来るが「なぜ」という理由については、想像の範囲から予測するしかない。 だからこそ人類の起源には「イヴ説」や「ノアの箱舟説」など聖書を元にした説等が出ているというのが特に面白かった。歴史文化ライブラリーというレーベルで日本人の誕生が取り上げられているのかという話は、人類が発達した理由の一つ「文化」が大きく影響しており、そこで繋がるのかという感覚が特に面白かった。2024/05/09
takao
2
ふむ2023/05/03
カネコ
0
◎2009/09/17