出版社内容情報
飛鳥・奈良時代の歌人・政治家。『万葉集』に多くの作品を残す。家持の父として有名だが、古来の名族大伴氏の中核で高級官人としての活躍はあまり知られていない。栄達の過程、藤原氏との確執、大宰府への下向、山上憶良との交友などを、歌とともに辿る。個人の内奥の心情を表出した歌の世界を切り開き、「文章の力」を信じた生涯を明らかにする。
内容説明
飛鳥・奈良時代の歌人・政治家。『万葉集』に多くの作品を残す。家持の父として有名だが、古来の名族大伴氏の中核で高級官人としての活躍はあまり知られていない。栄達の過程、藤原氏との確執、大宰府への下向、山上憶良との交友などを、歌とともに辿る。個人の内奥の心情を表出した歌の世界を切り開き、「文章の力」を信じた生涯を明らかにする。
目次
第1 大宰師になるまで
第2 筑紫下向と亡妻
第3 長屋王の変と旅人の苦悩
第4 集団詠の展開
第5 帰京
第6 大納言大伴旅人とその死
著者等紹介
鉄野昌弘[テツノマサヒロ]
1959年東京都生まれ。1983年東京大学文学部国文学専修課程卒業。1990年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。帝塚山学院大学専任講師・助教授、東京女子大学助教授・教授を経て、東京大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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