出版社内容情報
室町時代中期の僧侶。九条家に生まれ、若くして興福寺大乗院門跡(もんぜき)を嗣ぐ。醍醐寺三宝院の満済(まんさい)に政治姿勢を学びながら大和国支配に力を注ぐが、将軍足利義教(よしのり)によって追放される。復帰後は大和国内の武士たちの対立に積極的に加わり、波瀾の人生を送った。応仁の乱の戦況にも大きな関心をもち、日記『経覚私要鈔』に克明に記録したその生涯を描く。
内容説明
経覚―室町時代中期の僧侶。九条家に生まれ、若くして興福寺大乗院門跡を嗣ぐ。醍醐寺三宝院の満済に政治姿勢を学びながら大和国支配に力を注ぐが、将軍足利義教によって追放される。復帰後は大和国内の武士たちの対立に積極的に加わり、波瀾の人生を送った。応仁の乱の戦況にも大きな関心をもち、日記『経覚私要鈔』に克明に記録したその生涯を描く。
目次
第1 父の遺誡と九条家での幼い日々
第2 大和国支配と興福寺大乗院門跡
第3 大和永享の乱
第4 満済の死と辺土への追放
第5 突然の復活、再度の没落
第6 安位寺から古市へ
第7 縁につながる人びと
第8 大乱前夜の動き
第9 応仁の乱
第10 戦乱の中での晩年と死
著者等紹介
酒井紀美[サカイキミ]
1947年大阪市に生まれる。1976年大阪市立大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学。元茨城大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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