出版社内容情報
森 公章[モリ キミユキ]
著・文・その他
内容説明
奈良時代の遣唐留学生。17歳で吉備真備らとともに唐に渡り、太学に入学。官人として玄宗皇帝に仕え、李白・王維ら文人とも交流した。50歳を超えて帰国を許されるが、船が漂流して再び唐に戻り、二度と祖国の地を踏むことなくその生涯を閉じる。異国の官人として出世した特異な境遇を冷静に見つめ、日唐関係史のなかに位置づけた確かな伝記。
目次
第1 生年と家系
第2 遣唐留学
第3 唐での滞留生活
第4 帰国の試み
第5 伝奇世界での姿
第6 晩年と死
第7 唐文化移入の行方
結―阿倍仲麻呂の生涯と歴史的位置
著者等紹介
森公章[モリキミユキ]
1958年岡山県に生まれる。1988年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位修得退学。奈良国立文化財研究所文部技官・主任研究官、高知大学助教授を経て、東洋大学教授・博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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