内容説明
明治~昭和期の雑誌記者・言論人。政教社を設立し、政治権力から距離をとりながら、社会の事象を雑誌『日本人』などを舞台に論じる一方、独自の思想で日本・日本人像を模索し続けた。晩年に時局を肯定するなど批判精神が失われた起因を探り、従来評される国粋主義者でない稀有の言論人として、近代日本の歩みを体現した生涯を描く初の本格的伝記。
目次
第1 「因循」なる加州人
第2 書生社会から「学生的官吏」へ
第3 『日本人』記者
第4 洋行とその前後
第5 『日本及日本人』主筆
第6 「哲人」か「偶像」か
著者等紹介
中野目徹[ナカノメトオル]
1960年福島県生まれ。1986年筑波大学大学院博士課程中退。国立公文書館公文書研究職を経て、筑波大学人文社会系教授・博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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