内容説明
桶狭間の戦いから本能寺の変まで、一生涯みずからの支配領域(分国)拡大の戦争に明け暮れる。強い主従意識のもとに家臣を指揮・統制し、抵抗勢力には残虐な殺戮に走り鬱憤を散じた。天下統一に邁進した革命家のごとく英雄視する後世の評価を再考。「天下布武」の意味を問い直し、『信長公記』や信長発給文書などから浮かび上がる等身大の姿を描く。
目次
第1 尾張・美濃平定
第2 幕府の再興と天下
第3 反信長同盟の結成と戦い
第4 一揆を殱滅し、右大将に
第5 瀬戸内の反信長戦線に苦戦
第6 絶頂期へ高揚
第7 流通・都市政策
第8 家臣団と知行制
著者等紹介
池上裕子[イケガミヒロコ]
1947年生まれ。1977年一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、成蹊大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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