出版社内容情報
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主な書評
朝日新聞 2004.2.29 評者:武田佐知子氏(大阪外国語大学教授)
平安時代中期の天皇。外戚である藤原氏の摂政・関白、とくに道長と協調して政務や儀式を統括し、王権と摂関家の安定を築く。漢詩や和歌、笛に優れ、王朝文化を開花させる一方、定子や彰子などの后を寵愛し、理想的天皇像の原型となった。古記録や文学作品を丹念に読み解いて、31年の短い生涯を辿り、「英主」一条天皇の新たな実像に鋭く迫る。
〈主な目次〉即位まで(出生と立太子/即位の日)/幼帝としての日々/「中関白」道隆と定子との日々長徳元年の政権交代劇/東三条院と道長との日々(道長政権の成立と「長徳の変」/彰子の入内と立后/定子と東三条院詮子の死)/「御堂関白」道長との日々(「雛遊びの中宮」彰子/彰子の懐妊/敦成・敦良親王の誕生)/譲位と崩御(皇嗣決定と譲位/崩御と葬送)/文芸をめぐって(『一条天皇御記』/漢詩と和歌/笛について)/説話集に描かれた一条天皇/略系図/他
内容説明
平安時代中期の天皇。外戚である藤原氏の摂政・関白、とくに道長と協調して政務や儀式を統括し、王権と摂関家の安定を築く。漢詩や和歌、笛に優れ、王朝文化を開花させる一方、定子や彰子などの后を寵愛し、理想的天皇像の原型となった。古記録や文学作品を丹念に読み解いて、31年の短い生涯を辿り、「英主」一条天皇の新たな実像に鋭く迫る。
目次
第1 即位まで
第2 幼帝としての日々
第3 「中関白」道隆と定子との日々
第4 長徳元年の政権交代劇
第5 東三条院と道長との日々
第6 「御堂関白」道長との日々
第7 譲位と崩御
第8 文芸をめぐって
第9 説話集に描かれた一条天皇
著者等紹介
倉本一宏[クラモトカズヒロ]
1958年生まれ。1989年東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程修了。1997年博士(文学)。現在、駒沢女子大学人文学部教授
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