人物叢書(新装版)<br> 一条天皇

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人物叢書(新装版)
一条天皇

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642052290
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C1323

出版社内容情報

おかげさまで増刷出来!
主な書評
朝日新聞 2004.2.29 評者:武田佐知子氏(大阪外国語大学教授)


平安時代中期の天皇。外戚である藤原氏の摂政・関白、とくに道長と協調して政務や儀式を統括し、王権と摂関家の安定を築く。漢詩や和歌、笛に優れ、王朝文化を開花させる一方、定子や彰子などの后を寵愛し、理想的天皇像の原型となった。古記録や文学作品を丹念に読み解いて、31年の短い生涯を辿り、「英主」一条天皇の新たな実像に鋭く迫る。

〈主な目次〉即位まで(出生と立太子/即位の日)/幼帝としての日々/「中関白」道隆と定子との日々長徳元年の政権交代劇/東三条院と道長との日々(道長政権の成立と「長徳の変」/彰子の入内と立后/定子と東三条院詮子の死)/「御堂関白」道長との日々(「雛遊びの中宮」彰子/彰子の懐妊/敦成・敦良親王の誕生)/譲位と崩御(皇嗣決定と譲位/崩御と葬送)/文芸をめぐって(『一条天皇御記』/漢詩と和歌/笛について)/説話集に描かれた一条天皇/略系図/他

内容説明

平安時代中期の天皇。外戚である藤原氏の摂政・関白、とくに道長と協調して政務や儀式を統括し、王権と摂関家の安定を築く。漢詩や和歌、笛に優れ、王朝文化を開花させる一方、定子や彰子などの后を寵愛し、理想的天皇像の原型となった。古記録や文学作品を丹念に読み解いて、31年の短い生涯を辿り、「英主」一条天皇の新たな実像に鋭く迫る。

目次

第1 即位まで
第2 幼帝としての日々
第3 「中関白」道隆と定子との日々
第4 長徳元年の政権交代劇
第5 東三条院と道長との日々
第6 「御堂関白」道長との日々
第7 譲位と崩御
第8 文芸をめぐって
第9 説話集に描かれた一条天皇

著者等紹介

倉本一宏[クラモトカズヒロ]
1958年生まれ。1989年東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程修了。1997年博士(文学)。現在、駒沢女子大学人文学部教授
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感想・レビュー

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しゅてふぁん

25
『枕草子』や『源氏物語』など平安女流文学が花開き、藤原氏における摂関政治が最盛期となる一条天皇の時代。この時代の文学作品を読んでいくうちに、実在の人物に興味を持つようになり、『権記』や『御堂関白記』と共に 読んでみたくなった一冊。歴史物語とはまた違った印象を受けて、とても興味深かった。定子や彰子を中心に語られる‘物語’とは異なり、史実である‘重み’をひしひしと感じた。2017/01/03

20
一条帝、大河だと定子一筋な描き方だけど、元子にもガッツリ行ってたんだなあ…とか、こないだ大河で描かれた頼通と明子腹の頼宗が童舞を詮子の賀で舞ったとき、頼宗の舞を一条帝がほめまくったら、道長がぶちきれて座を立っちゃったとか。今年の大河、道長のブラックズな部分が全然描かれてなくてそこはすごい不満。このあたりに若紫やさぶらいたまう等、公卿たちが泥酔しまくってた日というのは彰子が世継ぎを産み、五十の賀の祝いの席だったんだなあ。2024/08/09

Toska

17
藤原兼家の孫として生まれた一条天皇は、自らの人生が藤氏一門内の権力争いに紐付けられていることを誰よりもよく知っていたのだろう。寵愛する定子とその子を引き立てたいと願いつつも、ラスボス・道長との衝突を恐れて踏み切れなかった一条。それは彼の弱さか、私情を捨てた英断と見るべきなのか。いずれにせよ、天皇というあまりに政治的な存在であるが故の悲哀。臨終の際に「私は生きているのだろうか」と言い残したのは、朦朧とした意識の中での発言かもしれないが、彼の生涯を端的に表現していたように思う。2024/10/22

umeko

13
面白かった。道長が強烈なインパクトがある分、地味な印象の一条天皇。しかし着実にその基盤を築いていく姿は、周辺の人々が華やかなので、とても孤独に感じた。それにしても内裏はよく焼けた。2016/10/03

MUNEKAZ

10
一条天皇の評伝。藤原道隆による強引な即位に始まり、藤原道長の覇権確立など「傀儡」になりそうな要素を抱えながらも、バランスの取れた判断で自身の存在を確立していく姿はなかなか興味深い。とくに中宮・定子と彰子の板挟みにあった際に、自らの定子への愛情と「天皇」としての役割を取り違えないあたりは、のちに英主と称えられるのも納得がいく。また文学作品に代表される華麗な王朝風俗と、それに背反する政敵への過激なバッシングや災害・疫病の流行などのコントラストも印象的であった。2018/01/05

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