内容説明
平田篤胤の思想は死後の世界を解明するために、宇宙の初発を知ることを中心として作られた。この世は寓世にすぎず、幽世こそ「本っ世」であるからである。宣長の学を受け継いだのも批判したのも、この立場からなのだ。それは政治的思想ではない。本書は篤胤の著書やその性格・伝記などの全体に亘って中正な観点から解説を加えたものである。
目次
1 平田篤胤をどう扱うか
2 本居宣長学の性格
3 宣長学接触以前の篤胤
4 平田学理解の方向
5 平田学前期の著作と思想
6 平田学の成熟
7 関西への旅行と鈴門との関係
8 平田学の拡張
9 後期における生活と篤胤の性格
10 平田学の性格
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
19
物のあはれをしる、とは、事の心・物の心をしると同じ意味である。心とは意味(23頁)。物のあわれをしるとは、「事にふれて其うれしくかなしき事の心をわきまへしる」こと(28頁)。物のあわれをしる心とは、外界の事物に対す べき(傍点)心の態度(36頁)。人情こそが人の真実だ(48頁)。いかにして穏(おだひ)しく楽しく生きるか、という実際生活における心の態度のありかたを定める(69頁)。美濃米に鱣(うなぎ)茶漬け、なら食べたいな(132頁)。此の世の楽しみとして。 2021/03/24
Guro326
1
その思想についてはまだまだと思って敬して遠ざけつつ、生涯と後継の時期と場所についておさえておく。しかし織瀬三代というのは、なかなかな逸話ではあるな。2018/03/01
多読多量連投が日課だった
1
伝記と言うより思想的な側面が強いが中々どうして興味深い。著作読みたくなった。2017/07/20
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