平安貴族の婚姻 - 高群逸枝・柳田國男婚姻史批判

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平安貴族の婚姻 - 高群逸枝・柳田國男婚姻史批判

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  • サイズ A5判
  • 商品コード 9784642046893
  • Cコード C3021

出版社内容情報

高群逸枝の柳田國男批判以来、婚姻史研究は様々な学問分野から議論百出の呈をなした。結婚決定のあり方や同居家族・居住形態の実像とは、いかなるものだったのか。平安貴族の婚姻儀礼や用語、邸宅伝領などを分析し、婿取婚から嫁取婚への変容過程を実証。高群説の批判的継承を企図し、当該期に家制度の萌芽と緩やかな父系社会への移行を展望する。



【目次】

 序章 古代・中世の婚姻形態と同居家族・家―『招婿婚の研究』の批判的継承―
  一 高群逸枝の招婿婚の研究
  二 主たる招婿婚批判
  三 高群捏造説は栗原弘氏の捏造
  四 招婿婚の批判的継承

第一部 婿取婚の成立と展開
 第一章 平安中期の婚姻儀礼と家・家族
  はじめに
  一 平安中期の婚姻儀式の成立と変容
  二 婚姻形態と居住形態
  三 一夫多妻制の変容
  四 貴族の「家」と家族形態
  おわりに
 第二章 平安時代の天皇・貴族の婚姻儀礼
  はじめに
  一 天皇・東宮への入内儀礼
  二 貴族層の婚姻儀礼
  三 貴族層の婚姻儀礼の変容
  おわりに
 第三章 副臥考
  はじめに
  一 副臥用語の登場
  二 副臥史料
  三 元服副臥の変容
  四 元服副臥の特質
  おわりに
 第四章 平安時代の結婚と家族
  一 結婚儀式の初見史料
  二 一夫多妻と緩やかな夫婦結合
  三 密通と儀式婚の成立
  四 妻たちと家
 補論 「嫁ぐ」のは誰?―言葉のジェンダー変容―
  はじめに
  一 「嫁ぐ」のは誰?
  二 「密通」は不倫ではない
  三 「みそか男」「人妻」の出現
  おわりに

第二部 婚姻儀礼
 第一章 三日夜餅―平安王朝貴族の婚姻儀礼の餅―
  はじめに
  一 餅を盛る器
  二 餅の提供者
  三 食餅の作法
  おわりに―餅のゆくえ―
 第二章 三日夜餅儀の成立と変容
  はじめに
  一 三日夜餅史料
  二 歴史的変容
  三 供餅儀の本質
  おわりに
 第三章 『落窪物語』にみる婚姻儀礼
  はじめに
  一 二つの婚姻儀礼
  二 婚姻儀礼の構成要素
  おわりに
 第四章 説話にみる平安貴族婚姻儀礼の成立
  はじめに
  一 八世紀前後の婚姻儀礼
  二 貴族層の婚姻儀礼の成立
  三 平安後期の婚姻儀礼
  おわりに
 第五章 書使と後朝使の成立と展開
  はじめに
  一 書使と後朝使の成立
  二 書使と後朝使の成立と変容
  おわりに
 第六章 衾覆儀の成立と変容
  はじめに
  一 衾覆儀の成立
  二 衾覆儀の変容
  三 衾の実態
  おわりに
 第七章 敦康親王と具平親王女の婚姻儀礼
  はじめに
  一 「帥宮御方、故中務宮女子参」
  二 在所と裳着
  三 南陣と北門からの参入
  四 渡ったのは誰か
  五 同殿での婚姻儀礼
  おわりに

第三部 嫁取婚の成立と同居形態

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