創られた「天皇」号―君主称号の古代史

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創られた「天皇」号―君主称号の古代史

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642046824
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C3021

出版社内容情報

天皇という称号は古代に起源をもつが、じつは長く使用されなかった。もともとは漢語で、中国思想とのかかわりなどから、その成り立ちや含意をひもとく。天子・皇帝ほか君主の呼称が多くあったなか、なぜ天皇が選択されスメラミコトという和語と結びついたのか。天皇位の系譜をたどり、称号をめぐる考察をつうじて、日本国家のかたちを問いかける。
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内容説明

天皇という称号は、いつから使われるようになったのか。中国に起源をもつ成り立ちや含意をひもとき、天子・皇帝ほかの呼称があったなか天皇が選択された理由に迫る。称号をつうじて、日本国家のかたちを問いかける。

目次

1 二度創られた「天皇」号(新「天皇」号の誕生;旧「天皇」号への視点)
2 八世紀の「天子」と「皇帝」(『続日本紀』のなかの「天子」;危機再生の「天子」;「天子」聖武の前史と課題;創られる「天皇」聖武;「天子」と「皇帝」になる「天皇」;「天皇」をめぐる「業」と「政」と「心」;「天皇」と仏教)
3 『日本書紀』のなかの君主と「尊」(ミコト)字称(歴史記述としての『日本書紀』;仮借漢語と和語;ふたつの「尊号」;理想としての「尊」字称;「尊」字称の展開;「尊」字称と「天」子称;「跏趺坐」する「倭王」;「天」は「兄」、「日」は「弟」)
4 「ミコト」と「尊」「命」字称の成り立ち(和語「ミコト」の漢語(字)表記
「ミコト」の諸相
「ミコト」の発語と「命」字採用
「尊」字採用の「ミコト」)
5 『隋書』倭国伝の「倭王」(隋への「倭王」情報;「タリシヒコ」の構造と歴史)

著者等紹介

新川登亀男[シンカワトキオ]
1947年、広島県に生まれる。1975年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程退学。大分大学講師、日本女子大学助教授、早稲田大学教授を歴任。2023年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hyena_no_papa

3
タイトルに惹かれて借りてきて読む。Ⅰの「ニ度創られた「天皇」号」は非常に興味深く、目からウロコで、これは面白い本かも知れない!と思って先へ進むと、途端に専門性が高くなり理解に難渋する。天子と皇帝や尊と命(いずれもみこと)の考察など、記紀のどこからそんな情報を掘り起こしてくるのかと思うほど抉り出してくる。『隋書』の阿輩雞彌が「あへきみ」とするなど素人には俄に飲み込めない所説だが、思いつきでないことは確かのようだ。文章は平明だが語彙の専門性が高く、私のような素人が読む本ではなかろうというのが読了直後の感想だ。2025/02/10

Teo

1
著者となってる新川登亀男氏の研究をまとめた物なので専門性が高く、そこまで読み込むの?と言うのが門外漢の素人の感想。尊の呼称に焦点を当ててそう見なすのかと。思わず「記紀の人(ry」と思ってしまうが、これが研究と言うものだろう。2024/09/12

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