出版社内容情報
文献史学と考古学双方による研究のあり方について模索しつつ、古代史研究を牽引した著者の業績を集成。按察使や郡司など地方官の実態を解明した若き日の実証的研究と、その成果をもとに陸奥南部=南奥地域に光をあて東北古代史の捉え直しを試みた、近年の未発表稿を含む研究、合わせて7編を収録する。付論として金石文に関する論考一編を加える。
内容説明
文献史学と考古学双方による研究のあり方について模索しつつ、古代史研究を牽引した著者の業績を集成。按察使や郡司など地方官の実態を解明した若き日の実証的研究と、その成果をもとに陸奥南部=南奥地域に光をあて東北古代史の捉え直しを試みた、近年の未発表稿を含む研究、合わせて七編を収録する。付録として金石文に関する論考一編を加える。
目次
古代史学と考古学のあいだで
第1部 古代国家の地方支配(按察使制度の一考察;八世紀郡領の任用と出自)
第2部 古代東北の南と北(古代東北の南と北;律令国家と蝦夷;陸奥国と石城郡;陸奥国と白河郡;古代南奥の地域的性格)
銘文と碑文
著者等紹介
今泉隆雄[イマイズミタカオ]
1947年福島県郡山市に生まれる。1969年東北大学文学部卒業。1972年東北大学大学院文学研究科博士課程中退。奈良国立文化財研究所文部技官、東北大学文学部教授、東北歴史博物館館長を歴任。2013年12月31日、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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