内容説明
古代日本では、なぜ宮都や寺社などの大規模な造営事業が繰り返し行われたのか。八世紀を中心とした宮都の造営や、技術労働の実態を具体的に検証し、その歴史的役割・意義を検討。官司制を含めた律令法体系を素材として、北宋天聖令を用いた日唐の規定の比較などから、日本古代国家における造営事業の位置づけを図り、律令国家の特質を解明する。
目次
1 日本古代の宮都造営(八世紀の宮都造営―唐制との比較を通じて;唐将作監の歴史的位置;日唐営繕令の構造と特質;日本古代の宮都造営の特質)
2 造営事業と技術労働(八世紀の木工寮と木工支配;奈良時代の「所」と「大夫」―工人集団展開の一断面;律令制下の技術労働力―日唐における徴発規定をめぐって;石川氏と造営事業;内匠寮について;律令国家と造営事業)
著者等紹介
十川陽一[ソガワヨウイチ]
1980年千葉県に生まれる。2003年慶應義塾大学文学部史学科日本史学専攻卒業。2009年慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程史学専攻日本史学分野単位取得退学。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)、博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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