出版社内容情報
江戸幕府が唯一正式な外交関係を取り結んだ朝鮮王朝。一方で対馬宗家もまた、中世以来の外交・貿易関係を継続させていた。両者にとって、対朝鮮外交とはいったいどのようなものだったのか。徳川将軍書簡・別幅、歴代藩主の朝鮮通交などに着目し、それぞれの立場から実証的に分析。対朝鮮外交を軸に江戸幕府―対馬宗家関係の実態を解き明かす。
内容説明
江戸幕府が唯一正式な外交関係を取り結んだ朝鮮王朝。一方で対馬宗家もまた、中世以来の外交・貿易関係を継続させていた。両者にとって、対朝鮮外交とはいったいどのようなものだったのか。徳川将軍書簡・別幅、歴代藩主の朝鮮通交などに着目し、それぞれの立場から実証的に分析。対朝鮮外交を軸に江戸幕府‐対馬宗家関係の実態を解き明かす。
目次
近世日朝関係と江戸幕府・対馬宗家
第1部 対朝鮮外交と江戸幕府(朝鮮国王宛て徳川将軍書簡・別幅;朝鮮御用老中考)
第2部 対朝鮮外交と対馬宗家(宗義智・義成期における朝鮮通交;宗義真・義倫・義方期における朝鮮通交)
第3部 対馬宗家の対幕府交渉(「金高之儀」「御金拝借之儀」「往古銀御免」の請願;正徳度信使来聘費用拝借の請願;正徳度信使来聘費用拝借の舞台裏―「武備之儀」「御官位之儀」の請願)
「家業」と「家役」のあいだ
著者等紹介
古川祐貴[フルカワユウキ]
1985年、長崎県に生まれる。現在、弘前大学人文社会科学部助教、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 異妖の怪談集 近代編
-
- 電子書籍
- ブラック・ブレット6 煉獄の彷徨者 電…