内容説明
摂政・関白・太政大臣以下、参議以上、及び三位以上を含むいわゆる公卿の職員録。持統天皇までは一代ごとに記し、文武天皇以降は一年ごとに、以来書き継がれて明治元年まで及んでいる。記述の様式は一様ではないが、毎年、官次で列記し、年齢・叙位・任官・昇進・兼官などを記し、初任のところには出自やそれまでの官歴を記している。巻首に公卿伝の序を載せているが、本来別ものの公卿伝から後人が借りたものと思われる。公卿の経歴を知る貴重な史料である。別巻1に公卿補任索引を収めた。
目次
順徳天皇
後堀河天皇
四條天皇
後嵯峨天皇
後深草天皇
龜山天皇
後宇多天皇
伏見天皇
後伏見天皇
後二條天皇
花園天皇
後醍醐天皇
光厳院
光明院
崇光院
後光厳院
後圓融院