出版社内容情報
いけ花・茶の湯は礼儀作法とともに、近代女子教育といかなる関係を構築しつつ受容されたのか。国内・基督教主義のみならず、台湾・朝鮮・樺太・満洲・サイパン・青島も対象に分析。教育法令の検討に加え、各校校友会誌・卒業写真帖・日記・文芸・新聞・雑誌の博捜や聞き取り調査から実態に迫り、いけ花・茶の湯が担った役割を学際的に現出させる。
内容説明
いけ花・茶の湯は礼儀作法とともに、近代女子教育といかなる関係を構築しつつ受容されたのか。国内・基督教主義のみならず、台湾・朝鮮・樺太・満洲・サイパン・青島も対象に分析。教育法令の検討に加え、各校校友会誌・卒業写真帖・日記・文芸・新聞・雑誌の博捜や聞き取り調査から実態に迫り、いけ花・茶の湯が担った役割を学際的に現出させる。
目次
いけ花・茶の湯と近代日本
第1部 日本国内(内地)における受容(近代女子教育における展開;キリスト教主義の女学校)
第2部 台湾・朝鮮(外地)における受容と戦後(台湾;朝鮮;戦後の台湾と韓国のいけ花)
第3部 植民地(外地)の諸相(樺太;満洲;サイパン;青島)
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著者等紹介
小林善帆[コバヤシヨシホ]
1958年岐阜県に生まれる。現在、立命館大学衣笠総合研究機構客員研究員、京都芸術大学非常勤講師、神戸女学院大学外部講師、国際いけ花学会参与(初代会長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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