出版社内容情報
敗戦後の駅や街にあふれた「浮浪児」たち。その中には戦争孤児だけでなく生活困窮児や捨て子、障がいをもつ子どもたちがいた。彼らを収容した孤児院は、やがて児童養護施設や障がい児施設に変貌していく。近江学園や東光学園などの施設史料を軸に、教育方法や施策の変遷など、未解明だった児童福祉の戦後を描き、「家庭」の歴史にも言及した注目作。
内容説明
敗戦後の街にあふれた「浮浪児」たち。彼らを収容した孤児院は、児童養護施設や障がい児施設に変貌していく。近江学園や東光学園などの施設史料を軸に、未解明だった児童福祉の戦後を描き、「家庭」の歴史にも言及する。
目次
第1部 初期近江学園の「戦争孤児」(石山(南郷)時代
初期近江学園の「戦争孤児」)
第2部 戦前戦後の「児童福祉」(戦前の「児童福祉」;戦後の児童養護施設)
第3部 東光学園に眠る史料(東光学園の再出発;東光学園に眠る史料)
終章 孤児院から見えてくる「家庭」の歴史と今
著者等紹介
本庄豊[ホンジョウユタカ]
1954年、群馬県井田町(現安中市)に生まれる。1977年、東京都立大学経済学部卒業。国家公務員、地方公務員、公立・私立中学校・高等学校教員などを経て、立命館大学・京都橘大学非常勤講師。社会文学会理事、歴史教育者協議会副委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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