出版社内容情報
第二次大戦後、東アジアに強い影響力を持ち続けてきた米軍。朝鮮半島情勢の変化は米国・韓国・日本の関係にいかなる影響を与えてきたのか。朝鮮戦争、ベトナム戦争、冷戦、対テロ戦争を経た在韓米軍の削減と、韓国軍の作戦統制権をめぐる構図を解明。在日米軍基地も含む「戦域」として安全保障上のつながりを俯瞰し、東アジアの平和維持への道筋を探る。
内容説明
戦後行われてきた東アジアの米軍再編。朝鮮半島情勢は米・韓・日の関係にどんな影響を与えたのか。在韓米軍の削減、韓国軍の作戦統制権をめぐる構図を解明。在日米軍との連動性を俯瞰し、東アジアの安全保障の道筋を探る。
目次
五つの戦争と再編する米軍
第1部 韓国軍の成立から米韓日関係へ―一九四五年~一九七一年(朝鮮半島と米軍;休戦協定後の米軍再編と日米安保改定;在韓米軍と在日米軍基地との交差)
第2部 米韓相互防衛条約から新たな体制へ―一九五三年~二〇二一年(在韓米軍撤退構想の浮沈―「不介入」模索する米国;作戦統制権を巡る相克)
対米同盟と日韓関係―地政学の中の協力と競合
著者等紹介
我部政明[ガベマサアキ]
1955年、沖縄に生まれる。1983年、慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程中途退学。現在、沖縄対外問題研究会代表・琉球大学名誉教授
豊田祐基子[トヨダユキコ]
1972年、東京都に生まれる。2014年、早稲田大学大学院公共経営研究科博士課程修了、博士(公共経営)。現在、ロイター通信日本支局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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