出版社内容情報
近代日本の分岐点となった日清戦争。日本はなぜ朝鮮をめぐる清との戦争に至ったのか。その開戦過程を、国際的要因、日英清提携論の形成、幕末以来の外交上の道義、清との交渉の視角などから詳細に分析。朝鮮永世中立化構想や日清共同朝鮮内政改革を軸に、東アジアにおける地域秩序の構築を目指した明治外交の考察を通じて、日清開戦像を捉え直す。
内容説明
近代日本の分岐点となった日清戦争。日本はなぜ朝鮮をめぐる清との戦争に至ったのか。その開戦過程を、国際的要因、日英清提携論の形成、幕末以来の外交上の道義、清との交渉の視角などから詳細に分析。朝鮮永世中立化構想や日清共同朝鮮内政改革を軸に、東アジアにおける地域秩序の構築を目指した明治外交の考察を通じて、日清開戦像を捉え直す。
目次
序章 本書の視角と課題
第1章 日本外交の理と情
第2章 対日不信と日本外交
第3章 日本の朝鮮永世中立化構想
第4章 連続的危機と日英清提携論の浮上
第5章 朝鮮政策のゆらぎと再統合
第6章 政策転換
第7章 日清共同朝鮮内政改革論と日清開戦
終章 日清開戦像はどのようにしてつくられたか
著者等紹介
大澤博明[オオサワヒロアキ]
1960年、熊本県生まれ。1983年、熊本大学法学部卒業。1989年、大阪市立大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、熊本大学大学院人文社会科学研究部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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