出版社内容情報
歴史事実を構造として組み立てていくためには、社会の制度や空間、出来事など多様な側面を意識する必要がある。この課題に向き合う政治史・都市史の論考10編を、「政治と権力」「地域と民衆」の2部構成で収録する。幕末政治、議員立法、青年団、在日朝鮮人などさまざまなテーマを取り上げ、近代日本社会に息づいた人々の実像を史料に忠実に描く。
内容説明
歴史事実を構造として組み立てていくためには、社会の制度や空間、出来事など多様な側面を意識する必要がある。この課題に向き合う政治史・都市史の論考一〇編を、「政治と権力」「地域と民衆」の二部構成で収録する。幕末政治、議員立法、青年団、在日朝鮮人などさまざまなテーマを取り上げ、近代日本社会に息づいた人々の実像を史料に忠実に描く。
目次
近代都市史研究の展開と原田都市史
第1部 政治と権力(文久政治と朝議参与―大名による国事運動とその限界;交友倶楽部の成立と貴族院;明治期帝国議会の政策形成力―災害地田畑地租免除制度の創設;臨時外交調査委員会と旧ドイツ海外権益処分問題)
第2部 地域と民衆(「維新殉難者」の創出と地域社会;近代日本の青年団比較試論;在日朝鮮人社会と京都―被差別部落と友禅・染色業から考える;一九三〇年代慶尚北道における農村振興運動と農民教育―嶺南明徳会編『簡易農村教本』を中心に;羽仁もと子による教育を基軸とした社会変革運動―自由学園・東北農村セッツルメント・北京生活学校をつなぐもの)
著者等紹介
原田敬一[ハラダケイイチ]
1948年岡山県に生まれる。1982年大阪大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、佛教大学名誉教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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