近代家族と子育て

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近代家族と子育て

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  • サイズ A5判/ページ数 269,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642038195
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C3021

内容説明

家族や母親に子育ての責任が負わされる状況は、歴史のなかでどのようにして形成されてきたのか。近代の家族規範のもとで、女・男・子どもはいかに生きてきたのか。現代の家族や子育ての規範を改めて問い直す注目の一冊。

目次

「近代家族と子育て」への問い
1 「家庭」のなかの女・男・子ども―生活世界としての「家庭」に生きる(「家庭」と「子ども」の誕生―「家」から「家庭」へ;近代家族の妻・母として―三宅やす子の場合;近代家族の夫・父として―三宅恒方の場合;育児を担う母・消える父)
2 「保護される子ども」と「育児」(「保護される子ども」の近代―親子心中と捨て子;「つくるもの」としての「保護される子ども」―つくられた“童心”;「教育熱心」の構造―少なく産んで「よりよく育て」る;「母性」「父性」を問う―「男女協力」と「親性」へ ほか)

著者等紹介

沢山美果子[サワヤマミカコ]
1951年福島県に生まれる。1979年お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科人間発達学専攻単位取得退学。現在、岡山大学大学院社会文化科学研究科客員研究員、国立民族学博物館特別客員教員(教授)学術博士(お茶の水女子大学)。主要著書、『出産と身体の近世』(勁草書房、1998年 第一四回女性史青山なを賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れどれ

3
江戸時代との比較もしながら、明治以降に形成された「近代家族」像の輪郭線をなぞり、その功罪を批評している。母性愛という言葉が流布されたのは明治初期で、この頃を境に「子どもは産みの親である母親に育てる責任がある」という認識が定着していったそうだ。ところどころ著者の怨念が見え隠れしないでもないが、にわかのフェミニズム論者に比べればずっと冷静で公正だし、資料の読み解きかたも慎重で、主観に寄らない説得力がある。2022/03/09

J.A.

2
三宅夫妻のリアルな家庭生活像は興味深かった。近代家族と子育ての生々しい現実がえがかれている。また近世の子育てから近代の育児へ歴史の流れの中で子育て捉え直すことで、社会の変化を加味する必要はあるが、現代の子育てがいかに近代の残滓を引きずっているか、また、そのことに対し自分自身がいかに無意識であったかがわかった。2013/03/14

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