内容説明
明治末期、高学歴だが一定の職にない「高等遊民」が社会問題化した。その実像と政治社会への影響、各種政策や自助努力による解決策を解明。現代のフリーター問題にも通ずる社会矛盾を考え、近代日本社会を問い直す。
目次
近代教育制度と「高等遊民」の発生
第1部 「高等遊民」問題の発生(明治末期における「高等遊民」問題の成立;明治末期における「高等遊民」問題への対応と解決策;明治末期における資力のない「高等遊民」の事例)
第2部 「高等遊民」問題の再燃(大正中期までの「高等遊民」問題を巡る変化;昭和初期における「高等遊民」問題の成立;昭和初期における「高等遊民」問題への対応と解決策;昭和初期にかけての「高等遊民」と思想運動)
「高等遊民」問題と日本近代
著者等紹介
町田祐一[マチダユウイチ]
1982年東京都に生まれる。2009年日本大学大学院文学研究科日本史専攻博士後期課程修了、博士(文学)。現在、日本大学文理学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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