内容説明
“工芸”は、明治以降、どのような変貌を遂げたのか?国家・民間レベルの振興策、工芸革新、そして高度経済成長をもたらした転換期。近代美術の中に工芸・デザインを位置づけ、未来をも展望する野心的試みの書。
目次
原核としての“工芸”
1 近世による近代(明治前期―模索から形成;明治前半―模索から形成;明治中期―体制構築;明治末・大正初期―転換の始まり)
2 工芸の近代(美術工芸の認知―新たなヒエラルキー;工芸の再定義;デサイン以降の工芸)
3 終章か序章か(工芸振興の最北;工芸の戦時体制;戦後態勢)
現認報告
著者等紹介
森仁史[モリヒトシ]
1949年岐阜県生まれ。1977年早稲田大学大学院文学研究科前期課程修了。1984年松戸市教育委員会美術館準備室に勤務。現在、同準備室室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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