内容説明
昭和戦時下の政局に議会や内務官僚はいかなる役割を果たしたのか。形骸化した存在とされてきた議会の実態を再検討すると共に、議会の対抗勢力としての内務官僚の動向を検証。新たな視座から戦時下の政治構造を読み解く。
目次
第1部 戦時下の議会勢力(国家総動員法をめぐる政治過程;国家総動員審議会の設置とその実態;戦時議会の再検討;日中戦争期の議会勢力と政策過程;太平洋戦争期の議会勢力と政策過程;大日本政治会と敗戦前後の政治状況;昭和戦時期の衆議院における請願)
第2部 昭和期の内務官僚(内務官僚研究の視角;政党内閣期の内務官僚;斎藤内閣期の内務官僚)
著者等紹介
古川隆久[フルカワタカヒサ]
1962年東京都に生まれる。1992年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(博士(文学))。横浜市立大学国際総合科学部準教授
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