内容説明
一九三〇年代、日本は総力戦体制構築のために戦略物資の確保に力を注いだ。資源供給地である東南アジアへの進出を分析し、「自立と依存」という二面的性格を持った日本帝国主義の特質と、その展開過程を解き明かす。
目次
1 一九三〇年代日本の東南アジア資源への進出(原料供給地としての東南アジアの浮上;蘭印への進出;フィリピンへの進出;仏印への進出)
2 「大東亜共栄圏」構想下の東南アジア資源への進出(南方経済政策の形成;対蘭印交渉;対仏印経済交渉と経済進出)
著者等紹介
安達宏昭[アダチヒロアキ]
1965年東京都生まれ。1988年立教大学文学部史学科卒業。2000年立教大学大学院文学研究科史学専攻博士課程後期課程修了。現在、立教池袋中学校・高等学校教諭。博士(文学)
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