明治立憲政治と貴族院

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  • サイズ A5判/ページ数 366,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642037402
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C3021

出版社内容情報

日本の立憲政治体制は、帝国議会としての貴族院・衆議院を基幹としたものだった。貴族院を立憲政治の阻害者とみなす従来の研究を問い直し、「国家的見地」を代表する存在として貴族院が果たした役割を解明する。また内閣・衆議院との関係を実証的に検討し、貴族院の動向を「自立」と「自制」という観点から説明。明治期貴族院の実像を描きだす。

〈主な目次〉Ⅰ=貴族院議員と藩閥政府(貴族院開設前後の有爵議員の貴族院観/帝国議会開設期の貴族院と華族/貴族院「独立」の制度的側面/勅選議員の選任とその兼任)/Ⅱ=貴族院の活動(初期貴族院と藩閥政府/第二次山県内閣「宗教法案」と貴族院内諸会派/明治後期の貴族院/明治期の貴族院と請願)

内容説明

貴族院を立憲政治の阻害者とする従来の研究を問い直し、「国家的見地」を代表する存在として貴族院が果たした役割を解明。また内閣・衆議院との関係をめぐる貴族院の動向を、「自立」と「自制」という観点から検討する。

目次

第1部 貴族院議員と藩閥政府(貴族院開設前後の有爵議員の貴族院観―「皇室の藩屏」の役割、華族同方会を中心に;帝国議会開設期の貴族院と華族―金子堅太郎の演説と華族会館の政務調査;貴族院「独立」の制度的側面―貴族院議員の兼任禁止官職問題を中心に;勅選議員の選任とその兼任)
第2部 貴族院の活動(初期貴族院と藩閥政府;第二次山県内閣「宗教法案」と貴族院内諸会派;明治後期の貴族院―自立から自制へ;明治期の貴族院と請願)

著者等紹介

小林和幸[コバヤシカズユキ]
1961年長野県に生まれる。1984年青山学院大学文学部史学科卒業。1989年青山学院大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程退学。青山学院大学文学部助手、宮内庁書陵部主任研究官を経て、現在、駒沢大学文学部助教授。博士(歴史学)
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感想・レビュー

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太郎

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第三章 明治後期の貴族院のみ読了 以下面白かったこと 山県閥の意に反し、「是々非々主義」で動く研究会等 貴族院の「自立」の過程 政友会の接近により、伯・男爵の間で「官僚派」の強まり →桂の貴族院への政治指導の増加と強まり ⇔立憲同志会には無情な各会派2025/04/10

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