出版社内容情報
明治維新は、政治過程のみではなく、宗教や文化の面で著しい影響をもたらした。新しいものの見方は、維新変革を推し進めていく中で、制度や事物の移入だけでなく根底からの意識の変革を迫るものとなった。幕末期の知識人らによる限られた文化移入から、維新期の広い階層にわたる異文化との接触と啓蒙が、以後、近代日本に与えた影響を探る。
〈主な目次〉Ⅰ=儒学・漢学(文明の衝突と儒者の立場/成島柳北と漢詩メディア)/Ⅱ=宗教政策(大浜騒動の社会的背景/東京における「公共墓地」の成立)/Ⅲ=地域と民衆の文化・宗教(近世末の民衆宗教/変革期における一豪農の思想と行動/幕藩制下における「武」の伝承)/Ⅳ=啓蒙の時代(明治初期におけるミルの受容/杉享二の学問と思想/芸能と権力)/Ⅴ=天皇制の思想(将軍継嗣問題の法理/天皇巡幸からみた天皇崇拝と民衆)
内容説明
明治維新は、政治過程のみではなく、宗教や文化の面で著しい影響をもたらした。新しいものの見方は、維新変革を推し進めていく中で、制度や事物の移入だけでなく根底からの意識の変革を迫るものとなった。幕末期の知識人らによる限られた文化移入から、維新期の広い階層にわたる異文化との接触と啓蒙が、以後、近代日本に与えた影響を探る。
目次
1 儒学・漢学:2 宗教政策
3 地域と民衆の文化・宗教
4 啓蒙の時代
5 天皇制の思想
著者等紹介
羽賀祥二[ハガショウジ]
1953年岐阜県生まれ。1979年名古屋大学大学院博士課程(後期課程)中退。現在、名古屋大学文学部教授
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