出版社内容情報
西郷隆盛像の「犬」の制作者を含めて、明治初・中期に活動を展開した彫刻家たちの姿を浮き彫りにする。
内容説明
明治維新という大変革を背景に明治初・中期に旺盛な活動を繰り広げた彫刻家たち。伝統彫刻から近代芸術に高めた高村光雲をはじめ、楠木正成像の「馬」や西郷隆盛像の「犬」を制作した後藤貞行、木村益次郎や瓜生岩子の銅像を制作した大熊氏広。本書は新進美術史家が、光雲から「新しい時代」を継ぐ流れの中で、その群像を浮き彫りにした注目の書。
目次
1 新しい時代
2 高村光雲
3 後藤貞行
4 大熊氏広
5 「時代」の確認
6 あとにつづく人たち
7 次の「新しい時代」
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