出版社内容情報
彼らは教えをどのように深め、いかなる生活をおくったのか。教理書や信心具、「組」と呼ばれる組織などから信仰生活の実態に迫る。
内容説明
ザビエルにより布教されたキリスト教は、救いを求める多くの信者を獲得した。天下統一後に禁圧されるが、キリシタンは殉教を伴いつつも信仰を堅持した。彼らは教えをどのように育み深めていったのか。また、その信仰生活はいかに展開したのか。教理書『どちりな・きりしたん』や信心具、「組」と呼ばれる組織の活動などから、実態を解き明かす。
目次
第1章 十六世紀、日本人とキリスト教の出会い―日本人が救いを求めていた時代
第2章 キリシタンの信仰と深まり
第3章 キリシタンの生活
第4章 キリシタンの信心具
第5章 慈悲の組とキリシタン
第6章 キリシタンの葬礼
第7章 キリシタンの悲嘆―キリシタン史における悲嘆の諸相
著者等紹介
五野井隆史[ゴノイタカシ]
1941年北海道に生まれる。1971年上智大学大学院研究科博士課程単位修了。現在、東京大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 寛政改革と代官行政