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シリーズ遊廓社会〈2〉近世から近代へ

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  • サイズ A5判/ページ数 321p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642034586
  • NDC分類 384.9
  • Cコード C3021

内容説明

幕末の開港や明治五年の芸娼妓解放令をうけて、遊廓はどのように変化したのか。遊女や遊女屋の身分的・社会的なあり方に注目して明らかにする。居留地・軍都・温泉場・植民地など、多様な地域につくられた遊廓を具体的に描き出し、遊廓社会の固有性と普遍性を考察する。また、日本の公娼制度の歴史的な特質を、国際関係の視点から検討する。

目次

第1部 近代公娼制と外国人遊廓(幕末開港と「倭夷之差別」―外国人向け遊廓成立序説;居留地付き遊廓―東京と大阪;奴隷制なき自由?―近代日本における「解放」と苦力・遊女・賎民;祇園―京都の遊所女紅場)
第2部 都市化と遊廓・三業地(「軍都」金沢と遊廓社会;飯田遊廓と娼妓の生活;白山―東京の三業地;温泉場の私娼とその空間―昭和初期熱海における酌婦と芸妓)
第3部 アジアの中の日本公娼制(植民地朝鮮における遊廓の移植と展開―植民地都市・馬山と鎮海を中心に;公娼制度廃止問題の国際的位置―一九二〇~三〇年代)

著者等紹介

佐賀朝[サガアシタ]
1966年、大阪府生まれ。1997年、大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位修得退学。現在、大阪市立大学大学院文学研究科教授

吉田伸之[ヨシダノブユキ]
1947年、東京都生まれ。1975年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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