内容説明
江戸幕府官僚機構のなかで、きわめて重要な役職に位置づけられていた大目付。その職務内容は多岐にわたり、旗本の栄職でもあった。「江戸幕府日記」や職務記録などの原典史料をもとに、大目付の組織や具体的な職務、下役支配の実態を、制度的・構造的に解き明かす。これまでの先行研究を補完し、江戸幕府職制研究に新たな展開を呼び込む注目の書。
目次
第1部 江戸幕府大目付の組織と構造(大目付就任者の数量的考察;大目付の組織と職務;大目付と駈込訴の処理)
第2部 江戸幕府大目付と兼任掛(江戸幕府日記の作成と日記掛;寛政・享和期における大目付日記掛の勤務実態;大目付兼任宗門改役の組織と職務;大目付兼任謝恩使応接掛の役割)
第3部 江戸幕府大目付の下役支配(大目付下役闕所物奉行の組織と職務;江戸幕府御家人の任用制と役職構造―近世後期の闕所物奉行・手代を事例として)
著者等紹介
山本英貴[ヤマモトヒデキ]
1979年、山口県に生まれる。2010年、中央大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程修了。現在、日本学術振興会特別研究員、博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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