内容説明
歴史の学問的研究を目的としていた水戸学が、尊王論と攘王論の思想に大きく梶を切る起点で何が起こったのか。水戸学の展開の実体を詳細に検討。師・立原翠軒と弟子・藤田幽谷の交流と別れから、思想の背景を解明する。
目次
本書の課題
1 水戸学と立原翠軒(翠軒小伝;寛政元年の廃志提案;寛政七年の上洛と藤田幽谷の書名更改;翠軒の失脚)
2 水戸学の展岡(水戸学の神道導入と国学・徂徠学との関係;寛政と文化の封事にみる思想的展開;水戸学と伊藤仁斎;幽谷小伝)
水戸学、乱れた論旨のなかから
著者等紹介
吉田俊純[ヨシダトシズミ]
1946年東京都に生まれる。1974年東京教育大学大学院文学研究科修士課修了。現在、筑波学院大学経営情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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