内容説明
現代の地域社会は、江戸時代の地域社会を継承した遺産である。「江戸の地域社会とはなにか」を、幕府の支配と住民、藩と地域社会、人と物と金の移動、人々の生死と交際を取り上げ、政治・経済・生活・ジェンダーの視点から解明。
目次
1 支配と地域社会(代官陣屋と地域社会―信州の陣屋誘致運動をめぐって;藩社会と地域社会―仙台藩の「大肝入」と「文通」 ほか)
2 経済活動と地域社会(産業と地域社会・地域経済―萩藩防長塩田を事例に;地域の商人活動と領主政策―東播非領国地域を対象に ほか)
3 家と地域社会(葬送文化と家―畿内近国民衆を事例に;女性と地域社会―河内古市郡古市村「西谷さく日記」を素材に)
付 移行期の地域社会(近代日本形成期の地方名望家の特質について―東播磨加東郡を事例に)
著者等紹介
薮田貫[ヤブタユタカ]
1948年大阪府生れ。1974年大阪大学大学院文学研究科博士課程中途退学。関西大学教授
奥村弘[オクムラヒロシ]
1960年愛知県生れ。1986年神戸大学大学院文化学研究科博士課程中途退学。神戸大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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