出版社内容情報
江戸時代唯一の開港場であった長崎を舞台に、対中国交流の最前線で唐通事として活躍した中国渡来の人々。唐通事の位置・存在・形態等を踏まえ、当時の唐船貿易や唐通事社会の実態、中国との文化交流と影響を、唐通事林家を通して明らかにし、日本の封建社会における「家」の継承問題を究明。幕末最後の唐通事と明治初期の外交裏面史にも説き及ぶ。〈主な目次〉はじめに/長崎唐通事について/波濤を越えて―林公王炎の生涯/林道栄の登場/寛文・延宝期の文人通事/元禄時代の唐通事社会/林道栄の書と詩文/林道栄の終焉―付、中野為謙のこと/唐通事林家の命運/最後の唐通事/文明開化の真只中/あとがき
内容説明
江戸時代唯一の開港場であった長崎を舞台に、対中国交流の最前線で唐通事として活躍した中国渡来の人々。唐通事の位置・存在形態等を踏まえ、当時の唐船貿易や唐通事社会の実態、中国との文化交流と影響を、唐通事林家を通して明らかにし、日本の封建社会における「家」の継承問題を究明。幕末最後の唐通事と明治初期の外交裏面史にも説き及ぶ。
目次
第1章 長崎唐通事について
第2章 波濤を越えて―林公〓の生涯
第3章 林道栄の登場
第4章 寛文・延宝期の文人通事
第5章 元禄時代の唐通事社会
第6章 林道栄の書と詩文
第7章 林道栄の終焉―付、中野〓謙のこと
第8章 唐通事林家の命運
第9章 最後の唐通事
第10章 文明開化の真只中