出版社内容情報
摂関政治から院政へと向かう政治の転換期、京都はいかに変貌してきたのか。天皇家の鳥羽殿・法住寺殿、摂関家の宇治、平家の六波羅など、権門都市のあり方を追究。崇徳院から後鳥羽院にいたる院と天皇との関係や天皇の退位・譲位、公卿会議など貴族による政務から中世移行期の実態に迫る。また、関連する冷泉家時雨亭文庫所蔵史料の特質も論じる。
内容説明
摂関政治から院政へと向かう政治の転換期、京都はいかに変貌してきたのか。天皇家の鳥羽殿・法住寺殿、摂関家の宇治、平家の六波羅など、権門都市のあり方を追究。崇徳院から後鳥羽院にいたる院と天皇との関係や天皇の退位・譲位、公卿会議など貴族による政務から中世移行期の実態に迫る。また、関連する冷泉家時雨亭文庫所蔵史料の特質も論じる。
目次
第1部 権門都市・京都(鳥羽殿の成立;院政と伏見 ほか)
第2部 院と天皇(崇徳院生誕問題の歴史的背景;貴族たちの見た院と天皇 ほか)
第3部 摂関政治から院政へ(摂関政治と陣定;中世天皇の退位・譲位 ほか)
第4部 院政期の貴族と史料(公卿補任;藤原定家『明月記』―激動を生きぬいた、したたかな歌人 ほか)
著者等紹介
美川圭[ミカワケイ]
1957年東京都に生まれる。現在、立命館大学特任教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。