織豊政権と東国社会―「惣無事令」論を越えて

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  • サイズ A5判/ページ数 315,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642029087
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C3021

内容説明

織豊政権による全国統一過程に関する研究に多大な影響を与えた「惣無事令」論を、関係史料の根本的再検討により評価し直す。信州郡割・房相一和・沼田問題・庄内問題などを事例に挙げ、近年の研究成果「境目」地域論や国分論にも言及。東国独自の秩序形成のあり方にまで踏み込んで考察し、従来の戦国・織豊期東国史研究に新たな一石を投じる。

目次

序章 織豊政権の全国統一過程に関する研究史整理と課題―東国を中心に
第1章 戦国・織豊期東国の政治情勢と「惣無事」
第2章 「関東奥両国惣無事」政策の歴史的性格
第3章 戦国・織豊期東国の国分と地域社会―北条・徳川国分協定を中心に
第4章 戦国・織豊期信濃国の政治情勢と「信州郡割」
第5章 「房相一和」と戦国・織豊期東国社会
第6章 戦国・織豊期上野国の政治情勢と「沼田問題」
補論 天正末期下野国の政治情勢と豊臣政権―年未詳七月晦日付け徳川家康書状をめぐって
第7章 出羽国「庄内問題」再考
終章 織豊政権の東国統一過程―「惣無事令」論を越えて

著者等紹介

竹井英文[タケイヒデフミ]
1982年東京都に生まれる。2005年千葉大学文学部史学科卒業。2011年一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経済学)。現在日本学術振興会特別研究員PD、千葉大学・一橋大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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