内容説明
平安期に重要な役割を果たしていた朝廷陰陽道が、近世に形骸化してしまったのはなぜか。両時期の間にあたる鎌倉期の官人陰陽師に注目し、朝廷陰陽道、博士家の展開、関東陰陽道を再検討。鎌倉期陰陽道を包括的に捉え直す。
目次
陰陽道研究の現状と課題
第1部 鎌倉期の朝廷・貴族社会と陰陽師(鎌倉期の官人陰陽師;鎌倉期の朝廷と陰陽師;鎌倉期の貴族社会と陰陽師)
第2部 鎌倉期における博士家の展開(鎌倉期における暦家賀茂氏の展開;鎌倉期における安倍氏の展開;鎌倉幕府における文士と陰陽師―鎌倉陰陽師惟宗文元と奉行人皆吉氏)
鎌倉期の国家・社会と官人陰陽師
著者等紹介
赤澤春彦[アカザワハルヒコ]
1976年長野県に生まれる。1998年中央大学文学部国史学科卒業。2009年中央大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程修了。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)、博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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