内容説明
日本中世の思想には、主に神道・仏教・儒教・陰陽道がある。それらは国家・社会・生活の中でいかなる機能をもつのか。王権の正当化と超越化、女人往生の論理などを探り、基調を考察。思想を構造的・総体的に解明する。
目次
第1部 国家と思想(中世宗教と王権;武家王権と陰陽道;中世の歴史思想)
第2部 社会と思想(神国思想の中世的展開;『貞観政要』の中世的受容;仏教伝播と地域形成)
第3部 生活と思想(仏教と「学問」;女人往生の中世的論理;東山文化と仏教)
結びに代えて―日本中世思想の基調
著者等紹介
佐々木馨[ササキカオル]
1946年秋田県に生まれる。1975年北海道大学大学院文学研究科博士課程日本史学専攻中退。2005年地方出版文化功労賞(特別賞)受賞(『北海道仏教史の研究』)、望月学術賞受賞(『日蓮とその思想』)。北海道教育大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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