内容説明
命の「助かる道」でなく「救われる道」を信じて戦った一向衆。加賀・長島・天文の各一揆、石山戦争の実態を追究。一向一揆論を仏教史・真宗史の視点で捉え直し、宗教一揆論として位置づける。巻末に貴重な史料編を付す。
目次
第1章 一向一揆研究史と展望
第2章 加賀一向一揆の形成過程
第3章 加賀一向一揆の構造
第4章 越中一向一揆考
第5章 畿内の天文一揆考
第6章 禁止・抑圧下の戦国期一向衆
第7章 東海三域の一向衆と長島一揆
第8章 宗教一揆としての一向一揆論
史料編
著者等紹介
金龍静[キンリュウシズカ]
1949年北海道に生まれる。1972年富山大学文理学部卒業。1976年名古屋大学大学院博士課程退学。現在、浄土真宗本願寺派円満寺住職
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