内容説明
豊臣秀吉の天下支配の完結となった奥羽仕置と、政権の展開過程における特質を追究。宇都宮・会津の仕置令、伊達政宗の上洛、一揆と再仕置などを通して、奥羽仕置の内実と総過程を解明する。巻末に奥羽仕置年表を付載。
目次
第1章 戦国期奥羽と織田・豊臣権力(十六世紀奥羽の情況;織田・豊臣権力への対応 ほか)
第2章 奥羽仕置の令達(小田原出仕;宇都宮における仕置令 ほか)
第3章 「仕置」経過(陸奥;出羽・津軽 ほか)
第4章 大崎・葛西合戦(蜂起と第一次合戦;政宗上洛 ほか)
第5章 九戸合戦と再仕置(九戸合戦;和賀・稗貫一揆と庄内藤島一揆 ほか)
著者等紹介
小林清治[コバヤシセイジ]
1924年北海道に生まれる。1948年東北大学法文学部(国史専攻)卒業。福島大学教育学部教授、東北学院大学文学部教授を経て、現在、福島大学名誉教授
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