中世古文書を読み解く―南北朝内乱と九州

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642027922
  • NDC分類 210.02
  • Cコード C3021

出版社内容情報

歴史の実像に迫るためには、緊急な情報を伝達するために書かれた文書の解読は欠かせない。特に南北朝内乱期の九州では、武家方・宮方・足利直冬が有力武士を味方に引き入れようと争い、多くの文書が取り交わされた。偶然に残されたそれらの文書の写真を掲げ、それを読み解いて、登場人物のおかれた立場や思い、時代背景を鮮やかに描き出す。〈主な目次〉Ⅰ=大田文といくさの文書(高良宮造営役と筑後の荘園公領/鎌倉初期の筑後国の荘園公領/着到状・軍忠状の成立条件おぼえがき/足利直冬追捕に関わる高師直書状をめぐって)/Ⅱ=折々の中世文書(大積系門司氏文書/田部文書小考/藤吉光童丸言上状 并足利尊氏安堵書下/永青文庫所蔵の鎌倉時代の古文書/京都西山善峰寺仁王像胎内納入文書について/隈部親安の没日/『八代日記』解題/「党」―字義と実態)/Ⅲ=阿蘇家文書を読む(北条時政書下/宇治惟平契状/後醍醐天皇綸旨2通/足利直冬下向関係文書/阿蘇(恵良)惟澄言上状草案/大友氏時書状四通/征西府に対する有力国人の請文/阿蘇惟郷への大宮司職安堵関係文書/阿蘇社造営棟別銭賦課への国人の対応/大宮司惟豊従三位昇叙関係文書/近世阿蘇社領成立関係文書)/あとがき

内容説明

南北朝内乱期の九州では、武家方・宮方双方が有力武士を味方に引き入れるために、多くの文書が取り交わされた。偶然に残されたそれらの文書の写真を掲げ、登場人物のおかれた立場や思い、時代背景を鮮やかに描き出す。

目次

1 大田文といくさの文書(高良宮造営役と筑後の荘園公領―歴博所蔵新史料の紹介;鎌倉初期の筑後国の荘園公領―歴博所蔵新史料による俯瞰的考察;着到状・軍史状の成立条件おぼえがき―合戦の様態との関係から ほか)
2 折々の中世文書(大積系門司氏文書;田部文書小考;藤吉光童丸言上状并足利尊氏安堵書下 ほか)
3 阿蘇家文書を読む(北条時政書下;宇治惟平契状;後醍醐天皇綸旨2通 ほか)

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