出版社内容情報
★忽ち2刷!
内容説明
ついに頼朝は引き締めていた手綱を放つ。解き放たれた東国武士団は瞬く間に京都に殺到し、木曽義仲を撃破。源平合戦は、ここに鎌倉軍と平氏との全面衝突の形勢となる。多くの人々の運命を翻弄しながら、内乱は壇ノ浦での平氏滅亡を迎える。一躍、ヒーローとなった義経であったが、兄頼朝との対立から、呆気なく没落し、全国逃亡の身となった。
目次
吾妻鏡 第三(元暦元年(一一八四))
吾妻鏡 第四(文治元年(一一八五))
吾妻鏡 第五(文治元年(一一八五))
著者等紹介
五味文彦[ゴミフミヒコ]
1946年、山梨県生まれ。1970年、東京大学大学院修士課程修了。現在、放送大学教授・東京大学名誉教授
本郷和人[ホンゴウカズト]
1960年、東京都生まれ。1988年、東京大学大学院博士課程単位取得。現在、東京大学大学院情報学環准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AR読書記録
2
この巻はなんといっても平家滅亡という山場があり,また義経が追いつめられていく様子(また静御前登場)などが見どころ読みどころ... なんでしょうけど,わたくし個人的には,勝手に任官しちゃった家来たちへの,悪口付き下し文があまりに面白すぎて,もう他の印象が薄れちゃう勢い.「後頭部の頭髪が刑部丞の柄じゃねえくせに」「いたちにも劣るわ」「ふわふわした顔しやがって」みたいな... なんだふわふわした顔って.2013/02/09
ファイロ・ヴァンス
1
源義仲討伐、源平合戦とその戦後処理が本巻の内容だが、戦の合間、合間にも各地の領地問題への取り組みが随所に描かれている。 この巻で印象的なのが、やはり頼朝と義経との確執が生じた事であろう。個人的な印象だが、この二人は似た者的な部分があり いずれ衝突は避けられなかったのでは無かろうか? 義経は戦に勝ったのは自分の武功のおかげと言い 頼朝も平家を滅亡させたのは自分のおかげと言い、、、 最終的には私利私欲、逆らった者が滅ぼされる、現代に生きて良かったなぁと思わず耽ってしまった(笑) 2023/04/16
kiriya shinichiro
1
全巻から一年分?記録がとんでしまっているので、いつの間にか上総介が謀反を疑われて誅殺された後で「えっもう佐藤浩市(違う)が退場してるの?」とちょっとびっくりした。平氏もあっという間に滅亡しちゃったけどこれから泥沼の兄弟げんかか……いやだな……。なんにしても頼朝、誅殺しすぎ。小袖切り取る話とかもめっちゃいやな感じした。2022/03/06
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