中世を考える<br> いくさ

中世を考える
いくさ

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642027045
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C1321

内容説明

「いくさ」という非日常的な断面において、中世はいきいきとした素顔をのぞかせる。本書は武器・武具の発達、武士相互のつながりと戦闘の方法、戦場や日常における武士の儀礼と習俗、公家・民衆など非戦闘員といくさの関わりなど、いくさを総合的に分析することにより、主役の武士、その背後の民衆、彼らをつつみこむ中世の社会のすがたを浮彫にする。

目次

1 武装
2 戦士とその集団
3 いくさと儀礼
4 いくさと民衆
特論 船いくさ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

1
源平合戦を中心に、古代から中世にかけての「いくさ」を、軍制や兵器、戦術など多面的な視点から考察している。特に珍しいのは「船いくさ」、つまり海戦について。古代から、船を使った戦は陸戦とは全く別物の特殊な戦闘という認識があったらしい。全く海戦を理解しないままでの白村江の敗戦を経て、藤原純友の乱対策で朝廷に初めての”海軍”である追捕海賊所が出来、その後に日本初の本格的海戦である壇ノ浦の戦いが発生する。この分野には、まだまだ面白い話が埋もれていそうだ。2010/04/10

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