内容説明
三~五世紀、日本はヤマト王権が有力首長を支配する人的結合「国家」だった。邪馬台国と女王国を別個の存在として、考古学と『魏志倭人伝』の矛盾を解決。さらに稲荷山古墳出土鉄剣銘文などから、古代国家形成を考える。
目次
第1章 邪馬台国と女王国
第2章 続・邪馬台国と女王国
第3章 古代初期日朝関係史―とくに好太王碑文辛卯年条を中心として
第4章 稲荷山古墳出土鉄剣銘文について
第5章 飯豊郎女とヲケ・オケ二王登場の歴史的背景について
第6章 継体王統出現の歴史的背景について
第7章 安閑天皇紀のいわゆる「武蔵国造の乱」の記事をめぐって
第8章 日本という国号について
著者等紹介
小林敏男[コバヤシトシオ]
1944年長野県に生まれる。1970年神戸大学文学部国史学科卒業。1978年東京教育大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。鹿児島短期大学教授を経て、大東文化大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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